今日はこの本。「
フリーランスのジタバタな舞台裏
」。
はてさて、カテゴリーに悩みましたが純文学に分類しました。・・・いちおう、エッセイということで。
エンジニア(であった?)著者が、勤めていた会社を辞め、いわゆる「フリーランス」として独立し、そして、その道で成長していく姿を人との出会い、仕事とのかかわりなどを通じて書かれています。内容はあまりジタバタしていない感じです。そして、いたってまじめ、ストレートに書かれています。
勤めていた会社が、大きくなるにつれて抱えていく矛盾、そして、組織というものに言いようのない限界感と、閉塞感を感じてしまう・・・。
そして、自分が目指すもの、やりたいこととのずれた方向性に最初は葛藤し、やがて絶望すら感じてしまう・・・。そして、会社を去る決断をする。
会社というものを自分から去るときは、多かれ少なかれ、こんなことを感じるものなんですね。
独立後も、さまざまな不安、あつれき、誘惑が著者を取り巻きます。とくに、ある書籍の著作を、「断る」とき、いろんなことが頭をよぎったのだろうな、と、何かしんみりというか、みょうな同感を覚えます。
街で見かれる「アルバイト募集」の誘惑にも、自分を安売りしない、と、思いなおし、足元を固めていきます。やっぱり、そういう気持ちなるんだ・・・。
そうこうするうちに、徐々に仕事を得て、さらに著作したした本がヒットし、「フリーランス」としての著者が輝いていくようすが、手に取るように目に浮かんできます。とくに、自分の著作が本屋さんで平積みされているようすを自分の目で見たときの喜びは、察するにあまりあるものがあります。はてさてなぞの稚拙な文章では書き表すことなどできないでしょう。
そのころになると、サラリーマンからのねたみやひがみなども受けるようになり、そのあたりのグチじみたことも書かれていて、みょうな納得感があります。
読んでいて気がついたのですが、この本の著者「きたみりゅうじ」氏、「
SEのフシギな生態
」などの著作者だったんですね。
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